生活費を減らすには、毎月支払う光熱費を見直すことが必須です。
この記事では、さまざまな光熱費の中から電気代の節電方法を説明します。
その節電方法とは、各家電の特長を生かした今すぐ実行に移せるとても簡単な方法です。
さらに各家電の1時間当たりの電気代もわかりますので、日々の家電利用時の参考にしてください。
がわかり、確実に節電が身に付き生活費の節約ができます。
各家電の1時間あたりの電気代は意外に安い
主だった家電の電気代は以下となります。
家電名 | 1時間あたりの電気代 |
冷蔵庫 | 1円 |
エアコン | 20円 |
ドライヤー | 1.3円 |
テレビ | 1.6円 |
照明(40W) | 0.8円 |
電子レンジ | 1分0.2円 |
洗濯機 | 1回2円(水道代除く) |
乾燥機 | 1時間21円 |
換気扇 | 1日2円 |
掃除機 | 15分で6円 |
エアコンを除けば、ほかの家電はそれほどかからないのかな?って感じますね。
しかし、『塵も積もれば山となる』です。
油断すると電気代もあっという間にふくれあがりますよ。
そうならないために、それぞれの節約法を紹介します。
冷蔵庫
通年でコンセントを抜くことのできない家電なので、他の家電とは違った節電方法となります。
開け閉めする時間と回数を減らす
ドアを開ければ冷蔵庫内の冷気が逃げます。
ドアを開けている時間が長ければ冷気も比例し手逃げてしまい、その分電力を消費してしまいますので、無駄な開閉をしないように心がけましょう。
食品をたくさん詰め込み過ぎない
食品をたくさん入れてしまうと冷気の循環が悪くなり、消費電力が多くなってしまいます。
冷蔵庫内の冷風口のそばにたくさん物を置くのも、冷気の循環が悪くなります。
ひょっとしたら冷蔵する必要のない調味料なども入れている場合もあるので、一度冷蔵庫内を確認してみましょう。
熱いものは、冷ましてから入れる
熱いものをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が上昇するため消費電力が多くなります。
場合によっては、近くに置いてある食品も傷んでしまう場合もあるので、熱いものは冷ましてから入れるようにしましょう。
壁から適切な間隔で設置する
冷蔵庫は稼働しているかぎり冷蔵庫自体に熱を発しているので、その熱を効率よく逃がさないと、それを冷やすために余計な電力がかかってしまいます。
冷蔵庫から壁や隣に置くものは、おおよそ10センチは離して設置することをオススメします。
なお、できれば冷蔵庫の上にも物を置かないようにしましょう。
ドアパッキンの交換
新しくない冷蔵庫だとドアパッキンは劣化して緩んでいる場合があります。
パッキンが緩むと、そこから冷気が逃げてしまい無駄な電力消費に繋がってしまうので交換しましょう。
ドアを閉めたときに、手をあてて冷気を感じたら確実にパッキンが劣化している証拠です。
なお、ドアに紙を挟んで落ちてくるかでも確かめることができますので、試しにやってみてください。
エアコン
エアコンが1時間あたりの電気代が一番高いです。
頻繁に使用する夏や冬に、効果的な節電方法が必要となります。
その節電方法を別記事で紹介していますので参考にしてください。
ドライヤー
ドライヤーを使ってたらブレーカーが落ちたなんて経験あるかと思います。
それだけ一瞬の消費電量が多いドライヤーなので、あまり長時間利用すると電気代に影響を及ぼします。
ドライヤーは以下の2点が重要となります。
タオルで髪の水分をしっかり拭く
当たり前ですが、髪に水分を多く含んでいればドライヤー使用時間は長くなります。
ドライヤーを使う前は入念に髪を拭きましょう。
なお、髪をタオルで包んでドライヤーを当てる方法もあります。
タオルにドライヤーを当てると、タオル内がサウナ状態になり水分が素早くタオルに吸収され、吸収された水分も蒸発しやすくなるというもの。
拭いて乾かすという手間をいっぺんに行うという意味では時短にもなるので試してみても良いですね。
温風、送風を使いこなす
最初から最後まで温風で乾かす人が多いと思いますが、ある程度温風で乾かしたあと送風にきりかえて乾かせば電気代を節約することができます。
特に夏場なら送風で仕上げたほうが涼しげで気持ちが良いですよ。
テレビ
朝起きたら、または仕事から帰ってきて無意識に付けるテレビ。
習慣化されている方が多いかと思いますが、細かいところに気を付けると節電に繋がります。
観ないときは主電源を落とす
これはほとんどの方は実践されていないかと思います。
ついリモコンの電源ボタンのみで消していると、主電源は入ったままなので電気を使用している状態です。
面倒でも主電源を落とすクセを付けると良いですね。
適切な画面の明るさ・音量に設定する
テレビを楽しみたく、つい音量をあげてしまうことはあります。
でも、人間の耳は慣れてしまえば快適に聞こえるようになっているので、音量は上げすぎないようにしましょう。
また、画面の明るさを高くしすぎるのも電気代に影響がでますので、明るすぎず暗すぎず適度な設定をしましょう。
古いテレビなら買い替える
購入から少なからず5年以上経っている場合は買い替えも検討すると良いです。
最新のテレビは省エネ性能に優れているものがたくさんあります。
余裕があるなら買い替えも視野にいれましょう。
照明
照明は生活において切っても切れない大切なものです。
こちらも使用方法によって、年間で大幅に節約することができます。
LEDにする
白熱電球などからLEDに変えると大幅な節電になります。
LEDは電気代も節約できますし、寿命も3倍以上あります。
まだ交換していない方は今すぐ買い替えをオススメします。
使用時間の短縮
人がいない部屋でのつけっぱなしとか、無駄な時間に使用しているとそれだけ電気代がかかってしまいます。
意識して、電源のオンオフを心がけると良いです。
明るさの調節
明るさの調節ができる蛍光灯などは、積極的に変えておくべきです。
暗くならない程度に調節しておけば節電につながります。
カバーなどの掃除
掃除をしないままカバーが汚れてしまうと、それだけで暗くなってしまいます。
その暗さを明るさの調節でバランスを取ってしまうと電気代に影響が出てしまうのです。
せめて月1くらいはカバーの掃除をしましょう。
電子レンジ
1回使用した場合、0.2~0.3円程度にしかなりません。
よっぽどたくさん使用しなければ1ヶ月の電気代に影響はでにくいですが、使用量が多い方は以下の節約法を試してください。
一度にたくさん温めない
誰でも経験あると思いますが、2,3個の食品をまとめて温めてみても温まらないものです。
複数の物を温めると、かえって均一に温まらなくなってしまうので1個ずつ温めたほうが時間も電気代もかかりません。
冷凍商品は、あらかじめ解凍しておく
当たり前ですが、冷凍庫から出したての物と自然解凍されているものでは後者のほうが温まる時間を短縮できます。
冷凍食品だと冷凍での保温時間が記載されていますので、それに従ったほうが良いですが、そうでないものなら自然解凍してから温めることを推奨します。
電子レンジ内の掃除
これは今まで説明した家電にも共通して言える事で、掃除されていないと電気代がかかるものと覚えても間違いはありません。
中が汚れていると本来の性能が発揮できない場合がありますので、使用後はこまめに掃除しましょう。
洗濯機
家族が多ければ使用量も多くなる家電のひとつです。
こちらも節電方法を実施して電気代を節約しましょう。
選択回数の見直し
こまめに選択するより、ある程度たまってから選択したほうが1回で済むので選択回数の見直しをしましょう。
ただし洗濯物をたくさん入れすぎると、かえって電気代がかかってしまうので注意が必要です。
洗濯物を入れる順番
洗濯機は水を吸った重いものを回すときが一番消費電力がかかります。
つまり、重くなるものが下に来るような入れ方をしましょう。
(例)バスタオル→上着→下着→靴下
新しい洗濯機に買い替える
最新の洗濯機はエコに優れたものがたくさん販売されています。
古いタイプを使用している方は思い切って買い替えも検討してみましょう。
乾燥機
乾燥機は、1時間約21円の電気代となっています。
家電の中では高い部類に入りますので、しっかりと対策を取る必要がある家電です。
乾燥容量は適量に
これは洗濯機と同じ事が言えます。
少なすぎると衣類同士が接触しすぎて痛む原因になり、また多すぎると乾燥時間が長くなり電気代が多くかかってしまいます。
少なすぎず、多すぎずを意識して機種で推奨されている乾燥容量を守りましょう。
こまめにメンテナンス
乾燥機は例外なくフィルターが付いています。
これは汚れた空気で乾かさないようにするためのものです。
このフィルターが目詰まりすると乾燥効率が悪くなり、電気代に影響が出てしまいます。
面倒でもこまめに掃除をしましょう。
掃除機
掃除機を使うところは各家庭で決まっていると思います。
主に使用方法を見直す事により節電効果が見込めます。
スイッチのオンオフを繰り返さない
掃除機に限らず家電の多くは起動時に電気代が一番かかります。
一度に掃除したい場所すべてを掃除できれば良いですが、部屋も複数ある場合そうはいかないので、コードの抜き差し回数を最小限にして掃除できるようシミュレーションしておきましょう。
強弱の使い分け
とにかくキレイにしたいという気持ちから、すべて『強』にして掃除機をかけていませんか?
畳屋フローリングは『強』にしなくてもゴミやほこりを吸う事ができますので、強弱の使い分けで節電しましょう。
吸ったゴミを溜め過ぎない
あれ?ゴミの吸い込みが弱い?と思ったらゴミが満タン、またはどこかでホコリが詰まっている可能性が高いです。
吸引力が弱くなると掃除機に負荷がかかるので電気代がかさみます。
ゴミが満タンになる前に捨てたり、フィルターなどの掃除を心がけましょう。
まとめ
いくつかの家電の節電方法をまとめました。
共通することは、
これらを忠実に守れば、おのずと節電することができます。
1回の使用量を考えるとわずかな金額ですが、小さな節電を積み重ねると1年で万単位の節電効果も見込めますので、ぜひ実践してください。
補足ですが、資金力に余裕がある方は太陽光発電と家庭用蓄電池の導入をオススメします。
初期投資はかかりますが自家発電を充電できるし、災害時にも電気が使えます。
参考記事がございますので気になる方は読んでください。
さらにガス代、水道代も節約すれば光熱費全体を減らすことができます。
別記事に節約術を書きました。
全ての節約術を網羅し、節約マスターになりましょう。